個人的な体験ではありますが、ある病院の入院病棟には歯科衛生士が勤務していないために口腔内の清潔さを確保できず、気持ちの悪さを抱えながら希望を失いかけている高齢入院患者が大勢いることを知りました。
病気を治すためには患部の治療が主体であることに異論はありませんが、患者自身の精神に希望の火が赤々と灯り続けなければ治癒にはいたらないと思えたとき「歯科医療は希望の医療である」ことを強く理解できました。
希望を創り希望を届けることを使命とする歯科医療人たちがまず希望を持っていなくてはなりません。そんな歯科医療人たちはどのような行動をとるべきでしょうか、また希望の光を捉えるためにはどうするべきでしょうか、そして『希望のチカラ』とはどのようなものであるのでしょうか、それを知らずに医療の現場に立ってほしくはありません。一流の経済学者、玄田有史先生のお話に是非耳を傾けてもらいたいと思っています。
病気を治すためには患部の治療が主体であることに異論はありませんが、患者自身の精神に希望の火が赤々と灯り続けなければ治癒にはいたらないと思えたとき「歯科医療は希望の医療である」ことを強く理解できました。
希望を創り希望を届けることを使命とする歯科医療人たちがまず希望を持っていなくてはなりません。そんな歯科医療人たちはどのような行動をとるべきでしょうか、また希望の光を捉えるためにはどうするべきでしょうか、そして『希望のチカラ』とはどのようなものであるのでしょうか、それを知らずに医療の現場に立ってほしくはありません。一流の経済学者、玄田有史先生のお話に是非耳を傾けてもらいたいと思っています。
向 玲子
歯科医療は希望の医療 ― 歯科医療に携わる人たちの真の伴走者でありたいと願ってきた私たちが唱え続ける思いだ。健康増進、仕事での成功、良好な人間関係、スポーツでの躍進、すべての人にとっての希望であるこれらには、健康な歯、美しい歯並び、清潔な口腔内が不可欠。歯科医療人はそれを届けるために存在するが、単なる技術職に留まっていては難しい。人間的な魅力に溢れた医療人を目指す先に光は存在する。 |
多くの受診者に希望を届けようと、希望を持って歯科医療に従事する人たちも、幾つもの壁にぶち当たり心がくじけ、希望を見失いそうになったこともあったであろう。そんな時、光は思わぬところから差し込み希望への道筋を照らし出してくれる。院内研修において『光を捉えてのりこえる』体験談を語ってくれたドクターやスタッフ達、その人たちの貴重な体験談を伝えることで私たちなりの『希望のつくり方』をまとめてみた。 |
東京大学経済学部を卒業後ハーバード大学客員研究員、オックスフォード大学客員研究員等を経て現在東京大学社会科学研究所教授。社会科学としての『希望学』を研究。2012年第1回サマーミーティングにおいても講演。越え難い壁に当ったならば無理に越えようとはせずに立ち止まって考え、小さな光が差し込むのを待てと、今回のテーマに繋がる言葉を残す。『希望のつくり方』『危機と雇用 災害の労働経済』等多数の著作に対しサントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞などの受賞多数。今年3月14日には最新刊『雇用は契約-雰囲気に負けない働き方』(筑摩選書)が刊行された。 |
【第7回サマーミーティング開催するにあたって】
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6年前の2012年、第1回サマーミーティングの特別ゲスト講師は、『希望学』で脚光を浴びていた |
■電車でお越しの場合 | 電車をご利用の場合は東京メトロ「永田町」駅、「麹町」駅、 「赤坂見附」駅が便利です。 ・東京メトロ 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」 4番・5番出口より徒歩4分、9b番出口より徒歩3分 ・東京メトロ 有楽町線「麹町駅」半蔵門方面1番出口より徒歩4分 ・東京メトロ 丸の内線・銀座線、「赤坂見附駅」D出口より徒歩8分 |
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■お車でお越しの場合 | ・首都高速 霞ヶ関 出口より約5分 ※会場へのアクセスについては、以下の都市センターホテルの詳細ページをご確認ください。 http://www.rihga.co.jp/toshicenter/access/index.html |